「できない…ママやって」こんなとき、どうすればいいか悩んだことはありませんか?
いつもは自分でやっていたのに、急にできないと言い出す娘。妊娠中で我慢させる場面が増えたせいか、甘えモードが止まらず、毎日同じやりとりで親子共にモヤモヤ…。
妊娠中の私も、この葛藤に押しつぶされそうになりました。妊娠による情緒の変化を踏まえつつ、娘の甘えと自立を両立させるために試行錯誤した声かけと環境整備の具体策をまとめています。この記事を読んで、親子で少しずつ歩み寄るヒントが見つかれば幸いです。
あんなに“じぶんで”って言ってたのに…

ついこの前まで、何でも「あたしがやる!」と言っていた娘が、急に「できない…ママやって」と甘えるようになりました。 お着替えも、食事も、片付けも。 最初は「疲れてるのかな?」「甘えたい時期かな?」と思っていたのですが、妊娠中で我慢させる場面も増えたせいか、甘えモードが加速。 毎日モヤモヤが続き、どう対処すればいいのか悩む日々でした。
妊娠中の影響? 小さな変化に気づいた瞬間
妊娠3か月を過ぎたころ、「ママ、具合悪い?」と娘に心配されるように。 私自身、体調や気分の波が激しくなり、ついイライラ、横になってばかりでした。
母の情緒が不安定になると、子どもは敏感に感じ取りやすいという研究もあります。 私が無理させるんじゃないかと心配しすぎたり、手伝いを急かしたりしたせいで、娘も自信を失っていたのかもしれません。
声かけと環境づくりを組み合わせた対処法を実践

以下の3ステップで、親子ともにストレスを減らしつつ自立を促しました。
1. 安心の声かけ
- 「できないならママも一緒にやろうか?」
→『ひとりじゃないよ』と安心させる。 - 「〇〇ちゃんは~が得意だよね!」
→モンテッソーリでいう達成感の強化。 - 「頼ってくれてありがとう」
→頼られる喜びを伝え、甘えをポジティブに受け止める。 - 「だいすきだよ」「ありがとう」をおやすみ前に伝える
→1日の終わりに愛情を言葉にして、子どもの安心感を高める。
2. 自立をサポートする環境整備
- 踏み台・子ども用道具を準備:自分の力で手が届く・使いやすい。
- 定位置の確立:おもちゃや衣類はどこに片付けるか一目でわかるように仕組化。
- 成功体験リストを壁に貼る:小さなできたを見える化。
3. タイミングと頻度の調整
- 上手くできない日があってもいいと割り切り、忙しい日は観るだけでも〇。
- 子どもの機嫌がいいタイミングを見計らって声をかける。
続けた結果:娘からの意外な一言
続けるうちに、娘が「ママ、ちょっとだけ見てて!」と言ってくれるように。 完璧じゃなくてもチャレンジする気持ちが戻り、私自身も余裕を持って対応できるようになりました。
「やってあげる」から「一緒に歩む」親子関係へシフトした瞬間です。
日々の小さな工夫が積み重なる対処法
ここまでご紹介した声かけや環境整備、タイミング調整などの対処法は、それぞれ単独で効果があるものの、組み合わせて続けていくことで真価を発揮します。
安心の声かけ(「ひとりじゃないよ」「できたね」と具体的に褒める)と、自立を促す環境づくり(踏み台や子ども用道具の準備)、そして無理のない頻度設定(週1回から始める)を組み合わせましょう。
大切なのは、一回で完璧を目指さず、毎日の中で小さな“できた!”を見逃さないこと。
子どもが失敗しても笑顔で見守り、夜には「だいすきだよ」「ありがとう」を伝えることで安心感を深める。
そうした日々の積み重ねが、娘の自己肯定感を育て、親子の絆を強めてくれます。
小さな一歩が築く親子の自信
「できない」「ママやって」と甘える姿勢の裏には、実は自立への強い意志と、うまくできないもどかしさ、そして甘えたい気持ちが交錯しています。
親として大切なのは、そんな揺らぎを責めるのではなく、毎日の声かけや環境づくりを通じてそっと支えること。
具体的には、「一緒にやろうか」「昨日はこうできたね」など安心感を与える言葉をかけ、子どもが届く場所に道具を整え、無理のない頻度で挑戦する機会を設けることが効果的です。
さらに、夜のおやすみ前に「だいすきだよ」「ありがとう」の言葉をかけることで、子どもの心に温かい安心感が根付き、自己肯定感が育ちます。
こうした小さな工夫を重ねることで、子どもは自然に「やってみたい」という意欲を取り戻し、親子の絆がより深まっていきます。
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